ヨーンは同棲していた恋人のイングリッドに手痛くふられて意気消沈していた。ある日、仕事から帰って来たヨーンに、 隣人だというアンネという女性が声をかけてくる。ヨーンは今まで隣人の存在に気付いたことすらなかった。部屋の家具を動かすのを手伝って欲しいというアンネに導かれて 隣の部屋に行くと、ミステリアスでセクシーな妹キムがいた。
 姉妹はヨーンと別れた恋人イングリッドの会話や行動を詳細に知っていた。薄気味悪さを感じたヨーンは部屋を出て行くが、再びアンネに請われて部屋を訪ねる。
 アンネが言うにはキムは過去に隣の部屋の男性にレイプされ、それ以来部屋から一歩も外出しないのだという。キムを探して廊下に足を踏み入れたヨーンは迷路のような 部屋で方向を見失う。ようやくたどり着いた部屋にいたキムは、セクシーな下着姿でヨーンを誘惑する。キムを抱こうとするヨーンをキムが殴る。キムを殴り返すヨーン。 口元から血を流しながら恍惚の表情を浮かべるキム。二人は殴りあいながら血みどろで愛し合う。
 翌日、仕事から戻ったヨーンは、すぐに姉妹の部屋を訪れるが、キムの様子がおかしい。なぜ自分を殴ったりしたのかと涙ながらに訴えるのだ。さらに、ヨーンはアンネが 謎めいた男に殴られている様子を目撃する。慌てて逃げようとするヨーンだったが、男に気付かれてしまう。
 男はイングリッドの新しい恋人アーケ。彼はヨーンのサディスティックな一面を非難する。困惑するヨーンにアンネが、“覚えていないの?あなたのために私たちがして あげたことを?” と囁く。彼女はヨーンがキムを殺したのだという。目の前の扉を開けると、そこは何故かヨーンの部屋にソックリだった。